2018年5月23日に東京大学武田先端知ビルで開催された日本風工学会社員総会において、平成29年度日本風工学会技術開発賞を授与されました。

同賞は、「風工学に関する実験、施工、その他において、新しい視野、アイデアを与え、創意工夫に富む優れた技術により、社会貢献ならびに風工学の発展に顕著な貢献をなしたと認められる者」に授与されるものであり、「移動床付マルチファン・マルチベーン式トルネードシミュレーター」の開発について、竜巻研究においてこれまでにない独創的な機構と本装置がもたらした成果および今後さらに新しい研究成果をもたらすことへの期待が評価されたため表彰されました。

風工学の研究者として推薦状をいただきましたUniversity of Genova教授のGiovanni Solari先生、高知大学教授の佐々浩司先生,同賞への推薦人となっていただきました日本大学教授の野村卓史先生,日本風工学会表彰委員会の皆様に感謝申し上げます。また、本装置の開発にあたり、基本構想を具体的な形へと実現していただいた風技術センター(風工房)の吉田智哉様、制御装置の開発に協力いただきました徳島大学大学院総合技術センター技術専門職員の石田富士雄様と辻明典様、初代トルネードシミュレータより製作や計測作業に当時学生として協力いただいた元岡咲恵氏,山下翔平氏,二宮めぐみ氏,古谷英司氏,沖本健吾氏はじめとする徳島大学風工学研究室の卒業生各位に感謝の意を表します。

なお、この装置は、今年度新設される総合実験棟(防災工学)の完成を待って高知大学に移設される予定となっております。

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