去る2023年11月24・25日に東京大学空間情報科学研究センターで開催された全国共同利用研究発表大会CSIS DAYS 2023において発表した「台風による住家屋根被害予測システムの構築」(野田稔・尾田春雄)が,CSIS DAYS 2023優秀共同研究発表賞を受賞しました。賞状と記念品を頂戴しました。
この研究は,高知大学在職中に指導していた尾田春雄氏の修士論文の取り組みで,2018年の台風21号で甚大な被害を受けた大阪府南部を対象に実施した航空調査の結果とWRFで求められた台風通過時の最大風速,被災場所の建物面積率を使って,台風通過時の住宅屋根被害の発生確率を推定を試みたものです。
本研究は,京都大学防災研究所の竹見哲也氏よりT1821号通過時の最大風速分布データの提供を受けることで実現しました。さらに本研究は東大CSIS共同研究No.1112の成果の一部として実施されました。ここに記して謝意を表します。